政治制度
オーストリアは民主主義に基づく共和国で、国家元首である連邦大統領と立法府は、国民によって直接選出される。はやくも1867年には、国民の基本的権利および自由権、例えば信仰、良心の自由が保証された。オーストリアは、1950年11月4日決議された人権と基本的自由の尊重に関するヨーロッパ協定の批准国である。オーストリアは人々の連帯感が非常に強いことでも知られる。近年では、社会的弱者や援助を求める人々、政治的な迫害や戦争の被害者などを積極的に支援、保護し、基本的人権の実現に貢献している。
オーストリアは9つの州から構成される連邦国家である。構成州は、ブルゲンランド、ケルンテン、ニーダエスタライヒ、オーバエスタライヒ、サルツブルグ、シュタイヤマルク、チロール、フォアアルベルグ、ウィーンで、ウィーンは同時に連邦の首都でもある。連邦の立法は国民議会と連邦議会が担当し、その際、連邦議会は連邦構成州の利益を代表する。各州の立法は州議会が担う。 183名からなる国民議会の議員は、国民によって4年ごとに直接選出される。州議会の議員を選ぶのは各州の州民である。現在64名からなる連邦議会のメンバーは、州議会から選出される。
連邦行政の最高機関は、連邦大統領、ならびに諸閣僚から構成される連邦政府で、連邦首相が連邦政府を代表する。諸州行政の最高機関は州政府で、その頂点に立つのが州知事である。
1999年10月3日に実施された総選挙の結果、国民議会の議席は以下のように振り分けられた。オーストリア社会民主党(SPOe)65名、オーストリア自由党(FPOe)52名、オーストリア国民(OeVP)52名、緑の党14名。
